BACONGO SAPE

Leather Base

2011年11月05日 20:46






コンゴ共和国。

首都ブラザビルの貧しい地区に、ディオールやプラダのスーツに身を包み、

優雅な足取りで通りを行く男たちがいる。

彼らは、90年近い伝統を持つおしゃれ集団「SAPE(サップ)」

その普及に大きく貢献したのが、国民的歌手のパパ・ウェンバである。

コンゴ民主共和国では、65年に権力を掌握した

独裁者モブツ・セセ・セコが、西洋の影響を排除しようと「アバコスト」と呼ばれる

国民服の着用を強要。

だがパパ・ウェンバはこれに抵抗し、サプールであることをやめなかったという。

80年代の紛争でサプールは一時なりを潜めたものの、

今世紀に入って紛争が収束すると

「武器を捨て、エレガントな装いをしよう」

「平和があってこそSAPEは存在する」と彼らは言う。




かっこいい・・・